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本と映画とその他で雑多煮をします

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哲学初心者に。「中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ」竹田青嗣

 

中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)

中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)

 

 一番初めに読んだ哲学関連の本。

哲学というと難しいイメージですが、「中学生からの~」とある通り平易な表現で大変わかりやすく書いてあります。実際中学生にはちょっと難しいかもしれないけれども、大人が読むには読みやすいです。哲学の本を何から読むか迷っているという人や、考える方法が上手くいかず頭がこんがらがってしまっている人にもおすすめ。

具体的な哲学者の話や思想はあまりでてきません。著者の体験や考え方の方法が主です。面白いなと思ったら、もっと具体的な哲学者の思想についての本を読み進めるとよいと思います。そういう興味を持つのにとってもいい本です。

特に興味深かったのが宗教と哲学の違いの話と相互承認のルールの話。

 宗教は真理を求めるゲーム、哲学は普遍性を求めるゲーム。宗教は物語によって世界説明をはかるけれども、哲学では物語ではなく概念や原理を使う。それらは宗教では交換不可(物語はひとつの宗教にひとつしかない)、哲学では交換ができる(様々な原理がある)。といったことがもっとわかりやすく書かれてます。

 

哲学の弱点はあまりに難解すぎて、一般の人には難しすぎると著者もこの本書いてるけど、宗教は、近代科学とともに、別の役割として人間の実存について考えるのは哲学の役割だと思うし、こういう読みやすい本からもっといろんな人に読んでもらいたい。