本と映画とその他で雑多煮をします

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世界の歴史を簡潔に一冊に。「いちばんシンプルな世界の歴史」

   

 

哲学関連の本をパラパラ読んでいて、やっぱり歴史的な背景がないと何故そのような思想が発生してきたか、というのがわかりにくくて歴史をざっとおさらいできるものがないかなと思って買ったのがこれ。

 

いうほど分厚くない(全部で314ページ)で先史時代から20世紀までを網羅しています。当然ひとつひとつの出来事を詳しく述べていると膨大な量になってしまうので、物事は簡潔に書かれてどんどん時代は進んでいきます。そのため具体的に詳しく知りたいという人にはおすすめできないけれども、今までの歴史の流れを掴みたいという人にはいい本です。学校で一通りやっただけで、完璧に忘れていたので大人になってもう一度読むのは結構頭が整理されてよかった。これを読んでから気になったところを詳しく別の本で読む・学ぶとするといいと思います。ちなみに著者がイギリス人のためか、東洋についての記述はあまり出てきません。西洋諸国の話がメインです。

 

本書を読んでると、本当にあらゆる場所での争いの歴史といった感じが強くて読むのが少しつらかった。今平和にわたしが暮らしているのもほんのわずかな日本の歴史の隙間の話で概ねは今現在もどこかとどこかが争っているし、正しい人間が指導者になるというわけでもないし、過去と比べて技術が進歩したせいで一度戦争が起こると多大な被害を出してしまうしで、色々考えてしまうな。