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「ジャンゴ 繋がれざる者」クエンティン・タランティーノ

 

 

 

 

 

※この記事にはタイトルの内容に触れる記述があります。

 

ジャンゴ 繋がれざる者 [SPE BEST] [DVD]

 「dTV」ムゲン楽しい映像配信サービス にて視聴。

南北戦争直前のアメリカ南部。黒人奴隷だったジャンゴは、賞金稼ぎの歯科医キング・シュルツに賞金首の顔を知っていたことから助けられる。奴隷制度を嫌うシュルツに銃の腕を見出されたジャンゴは賞金稼ぎとしてコンビを組む。白人賞金首を殺しながら、ジャンゴの妻・ブルームヒルダを黒人奴隷の酷使で有名な農園領主・キャンディから助け出すため一芝居打つことにするが…。

 

クエンティン・タランティーノらしく、しょっぱなから完熟トマトを潰しまくるように人がばんばん死んでいきます。もともとその程度のグロ描写は苦手でもないので気にもしなかったんだけれども、黒人奴隷への扱いがひどすぎてどうも見るのがつらかった。(時間も165分と長い)

黒人奴隷たちは、馬に乗ることも、店に入ることも、対等な口を利くことも許されておらず、自分たちで何かを決めることに不慣れで、難しい言葉もわからない。そんな黒人奴隷たちを白人たちは鞭打ち、黒人同士で殺し合いをさせ、犬に食わす…。そんな奴隷制度をシュルツは毛嫌いし、ジャンゴを対等に扱っていてこの辺の描写は、現在の私の持つ倫理観と一致していてすごいほっとする。シュルツとジャンゴが親と子供のような、師匠と弟子みたいな関係は良かった。ずっと奴隷として生きてきたジャンゴが黒人ではなく白人に初めて人間として扱ってもらえたことで、自我が生まれてひとりの人として成長していく。

けれどもそのシュルツはあっさりと撃たれて死んでしまうし、ジャンゴは妻を助けるために演技とはいえ黒人奴隷にひどい態度をとり、見殺しにまでするし、もう何に感情移入すればいいのかよくわからなかった。

 

評価はいいので、合う合わないの差なのかなとは思います。

 

 

「ジャンゴ 繋がれざる者」は「dTV」ムゲン楽しい映像配信サービスにて11/30まで配信中です。(記事現在)